うつ病はどういう状態になると入院の必要性が出てくるのでしょうか。
一般的に初期のうつ病で見られる症状は、食欲低下・不眠・落ち込み・意欲低下などがありますが、これらがさらに悪化すると、いずれも一人では解決できない状態になることが多々見られます。
家族の者が用意した食事も手を付けるかどうか、どう励ましても自己否定が強くなる一方、声をかければかけるほど家から外に出られなくなることも多くなります。
問題はここから先です。
食事を摂らなければ健康状態がどんどん損なわれていきます。
薬を飲んでもなかなか不眠が治らなければ、常に体調最悪の状態が続きます。
自己否定感が高まり過ぎると、自傷行為やOD(薬の多量服用)、自殺未遂といった行動に走る可能性も出てきます。
こうなると患者やその家族だけで対応できる範囲を超えてしまい、同時に患者の健康と安全を確保しにくくなります。
この時初めて、入院して病院内で患者の経過観察をし治療を施していく必要が出てくるのです。
「うつ病で入院」となると不安なイメージもつきまといますが、『病気のために損なわれそうな健康と安全を確保するため』と考えれば、うつ病での入院も他の病気での入院も、基本的な部分では同じだと言えそうです。